今と幕末期の違い
日本の閉塞感は政治機能不全によるものだが、それは地方にとっても同様だ。私自身はさいたま市で起業したのだが、さいたま市の事業、もしくは関連事業で実際に上がった成果は、顧問弁護士との出会いだけだった。
起業するにあたって県関連施設に度々相談したが全くと言って良いほど意味が無かった。
NPO的に活動するSOHO組織の会員になったり、相談施設に行き起業相談したり、県のアイデアコンテストみたいなものにも応募した。しかし、そのどれも得た成果はゼロだ。
埼玉県は新都心を大きな収益構造の目玉にしたかったらしいが失敗している。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100702/stm1007022157014-n1.htm
話はそれるが確かにさいたま市は大きく変貌した。
その昔、母が宇都宮の病院に入院しているときに 岩槻までしかICが無かった東北自動車道に乗るのに、下手すると都下から岩槻まで3時間くらい掛かったと記憶している。
大宮とか浦和というのは遠い場所という記憶しか無かったが、今は首都高が延び、湘南新宿ラインは有り、本当に便利になった。私が思うに、今は中央沿線よりも大宮は遙かに便利な場所になっている。しかも道路事情は東京よりも遙かに良い。
それらを考えると基礎条件は確実に良くなっているのだが、それに合う発想力がここでも無い。
日本は人間を活かす事が出来ない国なのだ!
私は運良く起業には成功し、これから安定的成長に向け向かうつもりなのだが、埼玉県やさいたま市に実は全く魅力を感じて居ない。
それがこのテーマ、集中と分散になる。
日本は幕末期、藩に分散していた権力と幕府間との争いが生じており、それを政府を樹立する事で中央集権的な組織にする事で国の分散化を防いだ。
今、中央集権政治が自壊しており、政治が動かない現状、やはり地方から再度やりなおす事が理想だと思う。
地方が再度力を持ち、競争する事で方向性が見えたら又中央で統治する仕組みが良いかもしれない。
私はアメリカが何故、建国200年位で世界一の強力パワーを持ち得たのか、政治、軍事、経済どれをとっても一流になり得たのか、そこに秘密があると考えている。
東京は強力だ。日本経済の中で今は他府県の3倍近い力を持っている。それは人間活動が強力という事だ。
しかし、今後、開発されていない県こそにチャンスが有る。
ゼロから設計すれば良い。アメリカ的に計画的に都市経済を創り上げればよい。人の居ない場所にきちんと道路を作る。産業を育てる。起業家を集める。快適な省エネ環境を持った住宅地を作る。
世界を相手に商売をする。
実は様々な工夫が可能だ。
これから日本は地方分権の流れに向かうだろう。
問題は人間の創造力と実践力だ。